代表メッセージ
私たちは今まさに大きな転換期を迎えています。
新型コロナの影響により、ついこの間まで当たり前だったことが、まったく変わってしまいました。仲間と過ごす愉しいお酒の時間、好きなスポーツチームの試合観戦、楽しみにしていた海外旅行、それらすべての「当たり前の日常」を過ごすことが難しくなってしまいました。
新型コロナはいつまで続くのでしょうか?その答えは専門家たちの間でも大きく議論が分かれるところです。「20年夏」、「20年中」、「21年」、さらには「影響はずっと継続する」と見立てる専門家もいるぐらいです。私は感染症や統計学の専門家ではありませんので、正直にいってその答えがいつになるのか明確には分かりません。
ただし、ハッキリしているのは、新型コロナという存在が、国や経済、社会、文化など、人々の営みを大きく変えてしまうということです。たとえば東日本大震災のようなひどい災害が日本人の生き方や考え方を大きく変えたように、全世界の多くの命を奪い続ける新型コロナは世界中の人たちの生き方や考え方を多く変えるでしょう。
歴史に倣えば、中世ヨーロッパにパンデミックを起こしたペスト(黒死病)という感染症は、約80年にわたって流行し、当時ヨーロッパ全人口の1/4から1/3の死者数(現代で換算すれば1.8億~2.4億人の死者数)を引き起こし、中世ヨーロッパの封建身分制度を解体させるに至りました。もし現代で例えるのであれば、民主主義制度や資本主義制度が崩壊し、別形態の社会・政治システムに移行するほどのインパクトということになります。
ここで近未来の我々の生活変化を具体的に想像すれば、期せずして普及したリモートワークは、オフィスに通勤して働くことの意味を改めて問い直し、これまでの当たり前のように人と会うことの価値も見直す契機となるでしょう。もちろん「会議」と称して国内/海外出張する頻度は劇的に減少します。ライブやスタジアムに集客することで売上をあげていたイベント等は、今後いかにオンラインも併用して収益を成立させるかがカギとなるでしょう。学校現場でも急激なオンライン化が進み、学校に集合しないことも視野にいれた授業の形式や生徒の募集がなされるでしょう。
少し考えただけでも事業・ビジネスの変化が考えられるので、実際にはもっと多くの変化が我々に起こることは間違いありません。私たち日辰広告はそんなアフターコロナ、ウィズコロナという変化の時代に際し、「マーケティング」の力で皆さん社会のお役に立ちたいと考えています。
マーケティングというと、広告やPR、宣伝といったイメージを持たれる方が多いかと思いますが、経営学者ピーター・ドラッカーは「マーケティングの理想は、販売を不要にするものである。」と述べています。つまり商品・サービスの「売れる仕組み」をつくることが、マーケティングそもそもの本質なのです。
もともと日辰広告は、単なるインターネット広告の配信・運用だけではなく、事業・サービスのコンサルティングの領域を強みとしてきました。だからこそ、Google Analyticsなどによるデータ分析をもとに、ECサイトなどのページ改修や会員システムのご提案を積極的に行ってきた経緯があります。
こんな時代だからこそ、商品・サービスの変化に取り組む会社や、ともすれば事業の転換に迫られる経営者の方も多くおられるかと思います。その変化・転換の時にこそ、われわれ日辰広告はこれまで培ったデータ解析や広告シミュレーションという強みで、皆さまのお役に立ちたいと考えています。
これまでも、これからも、地に足の立ったマーケティングを皆さまと共に。
日辰広告は、変化の時代に際してマーケティングのチカラで社会に貢献してまいりたいと考えています。
日辰広告株式会社
代表取締役社長
海老名康